ちゃらんぽらんの日記

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低く暮らす(2)

外国人観光客が増えているが・・・。

2014年の外国人観光客は、過去最高の1342万4千人となった。そう言われてみると、中国や韓国、欧米からの観光客姿が目立つようになった。これはとても良いことだ。
ただ、この先増えるかなとそれが気になる。というのも、少なくとも5倍には増えてもらいたいのである。政府のビジットジャパン観光客の目標は2020年で2千万人だそうである。それでは全然ダメである。私見だが、外国人観光客数8千万人が目標で1人当たり支出10万円、つまり観光収入8兆円がひとつの目安と考えている。それでもGDP比2%程度である。最終的には1億6千万人、16兆円の収入が目標となるだろう。

世界最大の観光地である欧州と競争をする必要があるからだ。英国・フランス・ドイツ・イタリア・スペインの欧州5カ国が国際観光収入のベスト10入りしている。その欧州5カ国と日本を比較してみよう。

欧州5:国際観光収入2,330億ドル・観光客到着数2億4817万人
日 本:国際観光収入   135億ドル・観光客到着数        831万人

これは2011-13年の平均値。当然、これではベスト10にも入りようがない。日本の到着数ランクと近い国は、欧州ではハンガリー、あとはアフリカのモロッコ、南アフリカ、中東のアラブ首長国連邦と同じ程度。アジアでは中国・タイ・マレーシア・香港・マカオ・韓国・シンガポールの7カ国がはるかに上位なのだ。2014年の1,342万人を用いたとしてもやっと韓国の上位に出る程度である。日本は「おもてなし」の国と自画自賛しているけれど、まるで井の中の蛙でなんとも情けない話だと思いませんか?

欧州5カ国は人口が 3億1500万人で観光客到着数は人口の79%にも達しています。対して日本はわずか人口比7%しかなく、欧州5カ国は10倍以上。特にフランスとスペインは優等生です。フランスは人口比131%、スペインは125%になります。私が最終目標1億6千万人、当面の目標8千万人と書いたのは、それがあるからです。観光客1人が落としてくれる支出は欧州5カ国で939ドル、日本では1,622ドル。英国はホテルも高く旅費がかかるというイメージがありますが、それでも1,247ドルです。

つまり、日本は国民人口に対して極端に外国人観光客が少なくアジア主要国よりもはるかに下位、それでいて2倍弱も割高な国なのです。

「いやいや東京は世界に誇る国際都市。観光客でも遜色はない。」もしそう思うとしたら考えを改めてください。間違ってます。「観光客は高層ビルをわざわざ見に来るわけではない」ということを。「日本らしい景観を楽しみ」「日本の文化伝統」を見に来るのだということを認識しない限り「日本。行ってみました。思い出にはなりました。でも、もう行きたいとは思わない。」となってしまうのです。

いろいろバリアーはあるのですが、一番問題なのが「景観」です。欧州では「景観」に対してものすごくこだわりがあるのです。

<続く>